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大連レポート

○広州日航ホテルで「新潟米美食節」を開催しています。

2020-07-14

今年1月の中国武漢市の「都市封鎖」から間もなく半年が経過します。中国の春節期間中にコロナウイルスの感染拡大が発生したため、発生当初は、中国全土で人の往来が制限され、人々の生活に大きな影響が生じました。その後は持続的かつ厳格な規制の実施により、封じ込めの効果が出始め、現在は概ね安定した状況に戻っています。ただ現在でも、外出時のマスク着用・施設入館時の体温測定・健康コード(専用アプリによるQRコード)提示が徹底され、新規感染者の早期発見に注意が払われています。

一方、様々な規制措置の長期化で人々の生活面での不満が蓄積されており、これまではインターネットでの爆買い等で何とか発散していたようですが、最近ようやく、レストラン等での大人数での会食等が可能となり、外食も楽しめるようになりました。中国には、「民以食为天(民は食を以って天となす)」との諺があるように、食事を非常に大切にする民族ですので、友人・親戚等と食事を共にし、コミュニケーションを深めることで、これまでに蓄積された不満を解消しているようです。

こうした中、現在、広州日航ホテルでの「新潟米美食節」の開催に協力し、新潟米の他、新潟観光など様々な魅力の発信に取り組んでいます。「食在广州(食は広州にあり)」との言葉の通り、広州は中国で最も豊かな食文化を誇る地域ですので、広州の皆さんに、新潟産米の美味しさを知ってもらうきっかけになればと考えています。

今回の美食節の実施に当たっては、お米以外、新潟県産品の提供は出来ませんでしたが、中国にある亀田製菓様、ブルボン様からもご協力頂き、会場内に米菓、洋菓子等の特設販売ブースを設置することが出来ました。加えて、燕三条地域のタンブラーやぐい呑み等も展示し、実際にレストラン等でも利用してもらっているところです。

先日行われたメディア向け発表会では、コロナウイルス感染終息後、最初の日本関連のイベントとのことで、広州総領事、JETRO広州所長を始め、中国メディア、KOL等の方々に多数出席頂きました。発表会の直後からSNS等の様々な媒体を通じて写真や動画を駆使した情報発信が行われ、中国での情報拡散のスピードを目の当たりにしたところです。

同ホテル総経理とのメールのやり取りをきっかけに始まったイベントですが、蓋を開けて見れば、広州総領事、JETRO広州所長の何れも新潟県に所縁のある方で、様々な面でサポートを頂くことが出来ました。また、広州新潟県人会の皆様に急遽お集まりいただくなど、新潟県人の繋がりの深さを実感したところで、今後もこうした繋がりを大切にしていきたいと考えています。

 ※KOL:Key Opinion Leaderの略。販売促進に影響力を持つ専門家や権威のことで、特定の専門領域を持つSNSユーザー(インフルエンサー)もKOLと呼ばれている。

記者発表会(動画)

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中国メディア、KOLの皆さん                                               広州新潟県人会の皆さん