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黒龍江ニュース

〇 新潟留学経験者へインタビュー!

2026-04-28

中国黒龍江省ハルビン市にある黒龍江大学は、新潟県内の大学と交流協定を結んでおり、新潟への留学経験者が多く在籍しています。今回は、新潟県への留学経験者からに新潟での経験や思い出を伺うべく、20259月から半年間新潟大学に留学していた、現在、黒龍江大学4年生の周凡琦さんにお話を伺いました。

Q 新潟大学を留学先として選んだ理由を教えてください。

A1つ目の理由は、先輩から勧められたことです。また、新潟には過去に黒龍江大学へ留学していた日本人の友人もおり、安心して選べる留学先でした。

2つ目は、川端康成の『雪国』を読んだことです。私は中国湖南省という南の地域の出身のため、本当の雪国を見てみたいと思い、新潟を選びました。

Q 実際に新潟に住んでみて感じたことはありますか?

A 私が住んでいた地域は、ハルビンと比べてとても静かな場所でした。私は都会よりも静かな町での暮らしが好きなので、とても住みやすかったです。一方で、ハルビンはほとんど雨が降らないため、雨の日が多いことには驚きました。

Q 印象に残った食べ物はありますか?

A 「笹団子」です。新潟大学の学園祭で、一人のおじいさんが販売しており、初めて見る笹団子について丁寧に説明してくれました。初めて食べたとき、とても美味しくて好きになりました。

Q 普段の生活の様子を教えてください。

A 留学生は授業を自分で選択でき、私は週に7コマの授業を水曜日から金曜日にまとめ、土曜日から火曜日は自由な時間として旅行などに出かけていました。「研究」という授業の先生はとても親切で、冬休みには留学生を連れてマーラータンを食べに連れて行ってくださいました。

Q どんなところに旅行に行きましたか?

A 新潟県内では、弥彦山や南魚沼、長岡に行きました。弥彦山では11月に紅葉を見に行きました。また、授業の一環で南魚沼市を訪れ、「魚沼の里」で雪中貯蔵庫の見学ツアーを体験しました。日本酒の試飲もさせていただき、飲みやすいと感じました。ずっと見てみたかった「雪国」の景色を見ることができ、とても美しく、感動しました。

 県外では、静岡、東京、北海道を旅行しました。中でも北海道で食べた塩ラーメンはとても美味しく、忘れられません。


写真左:弥彦山の紅葉と周さん

写真右:南魚沼市の雪景色(周さん撮影)

Q アルバイトはしましたか?

A はい、1月の週末に湯沢の旅館でアルバイトをしました。主にフロントで多言語対応を担当し、人手が足りないときには客室清掃も行いました。力仕事は大変でしたが、女将さんをはじめスタッフの皆さんがとても優しくしてくださいました。空いた時間には友人に教わりながらスノーボードにも挑戦し、湯沢駅前で足湯に入るなど、充実した時間を過ごしました。

Q 印象に残っている経験はありますか?

A 新潟市内でのホームビジット体験です。市内のご家庭を1日訪問し、日本の一般家庭での暮らしを体験しました。昼食にはカレーとともに新潟名物の菊の花「かきのもと」が出され、スーパーで見ていた花が食卓に並んでいることに驚きました。中国では菊の花はお茶として飲むことが多く、食べるのは初めての経験でした。また、訪問先のお子さんと一緒に遊んだことも、とても印象に残っています。

Q 留学を通じて、考え方に変化はありましたか?

A 授業での共同作業を通じた異文化コミュニケーションの中で、アジアと欧米の考え方の違いに驚きました。最初は理解できず戸惑うこともありましたが、異文化コミュニケーションとは、その背景にある文化も含めて受け入れながら関わることだと実感しました。これは、中国にいるだけでは気づけなかったことだと思います。

 また、行動する勇気も身につきました。日本に来てからは、ホームビジットやアルバイト、インターンシップに積極的に応募し、さまざまな経験をすることができました。一歩踏み出すことで、新たな出会いや学びが広がることを実感しました。

 この半年間で、以前よりも主体的に行動できるようになり、自分の可能性を広げることができたと感じています。

Q 日本の方に伝えたいことはありますか?

A まずは、親切にしていただいたことに感謝を伝えたいです。大学の事務室の方をはじめ、皆さんの対応がとても丁寧で、真面目で素晴らしいと感じました。また、日本に行く機会があれば、ぜひ新潟を訪れたいと思います。

以上、周さんへのインタビューをご紹介しました。

筆者とは3年前の中国滞在時からの友人である周さんが、わずか半年の間に新潟でさまざまな経験を重ね、日本語能力の向上はもとより、日本や新潟への理解を一層深めて帰国されたことに、深い感銘を受けました。同時に、異文化を背景に持つ方々にも自信をもって紹介できる新潟であり続けたいと、改めて強く感じました。

新潟県ハルビンビジネス連絡拠点では、今後も異国の地において新潟への理解を促進するための活動に取り組んでまいります。

今後とも関係機関と連携しながら、さらなる交流の深化に努めてまいります。(S)


写真左:インタビュー時の様子

写真右:インタビュー後に御礼の贈呈