TOP

黒龍江ニュース

○「第30回ハルビン商談会」開催

2019-07-05

    6月15日から19日までの5日間、市内にあるハルビン国際会展体育中心にて「第30回ハルビン国際経済貿易商談会」が開催された。会場は国際館(A区)、中国ロシア協力館(B区,C区)、屋外展示場があり、計1764もの企業・団体が参加してブースを展開した。今年は中国ロシア博覧会との共同開催年であったため、ロシアからの出展が非常に多かった。国際館は日本、韓国の他、東南アジア及び欧州等からの37ヶ国・地域が参加し、連日多くの来場者で賑わい、期間中の総入館者数は23.4万人であったとのこと。中国国内の出展ブースでは最先端の科学技術や各省特産品等を、黒龍江省内の出展ブースではお米やハチミツなどの農産品や除雪機械等を展示・販売していた。
    また、今年は開催30周年を記念して「ハルビン商談会30周年写真回顧展」が催され、会場内の一角に第1回からの歴史を振り返るパネル展示がされていた。
    日本からは、新潟の他、黒龍江省と友好関係を結ぶ北海道と山形県が参加した。新潟は11ブースを出展し(うち、初出展は2社)、取扱う商品は鍋やキッチン小物などの金属加工製品、模型工作用精密工具、村上堆朱など各社様々であったが、いずれも新商品の市場調査や現地パートナー企業の発掘等に積極的に取り組んでいた。2年振りに出展した県内企業の方からは、前回出展時に来場者から要望のあった商品を用意したところ、非常に好調な売れ行きで、初日完売の種類も出た程だったとのこと。今回は中国代理店との共同出展であったが、出展の成果は大きく、商品知名度の更なる向上や二次代理店探しなどを目的に、次年度の参加も検討したいとのことであった。中国では、地域によって求められる商品の嗜好に違いがあるが、その違いを見極めるためにも、こうした商談会への出展は良い機会であるとのこと。この他、県としてもブースを出展し、観光パンフレットの配布や観光VTRの放映、中国SNSである「微信」の新潟県公式アカウントの周知を行った。
    今年の商談会は記念すべき第30回であり、これまで以上に盛況で、参加来場者数も非常に多かった。黒龍江省書記及び省長の会場巡回視察の際には新潟県出展団のブースにも立ち寄られ、商品説明等に耳を傾けられていた。来年の第31回からは、また新たな歴史が続いていくことになるが、引き続き県内出展企業が有意義な成果を得られるよう尽力していきたい。(Y) 
    
(会場外観)                                                        (会場内の様子)
    
(新潟企業ブースの様子)                                    (新潟県ブースの様子)
    
(黒龍江省 書記の会場視察)                            (黒龍江省 省長の会場視察)

(ハルビン商談会30周年写真回顧展)