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黒龍江ニュース

○氷祭りに地下鉄直結!市内の往来が便利に

2022-02-16

現在、ハルビン市の冬の風物詩である「ハルビン氷祭り」が開催されている。会場内には、上空から見ると現れる五輪マークの展示や北京冬季オリンピックのマスコットキャラクター「ビンドゥンドゥン」の雪像があり、ウィンタースポーツが盛んな黒龍江省としてオリンピックを盛り上げたいという思いが感じられる。

           

          写真左:氷祭りの「ビンドゥンドゥン」  写真右:氷祭り会場内の様子

昨年、ハルビン地下鉄の2号線が開通するまでは、市内からタクシーやバスで最大1時間程度かけて氷祭りに行かなければならなかったが、開通したことにより、大幅に時間を短縮することができるようになった。例えば、高速鉄道の通る「ハルビン駅」駅から氷祭りの最寄り駅「氷雪大世界」駅までは約15分で行くことができ、駅を出ると会場の入口が目の前にあるため、すぐに入場が可能だ。また帰宅する時は、寒さに加えて夜遅い時間になるとバスが運行していなかったり、タクシーが見つからないなど苦労することがあったが、地下鉄は22時30分まで運行しているため、安心して見学を楽しむことができる。

地下鉄2号線は市内中心部と観光名所との往来に便利な路線で、氷祭りのほかにも、ロシアの雰囲気を感じる建築が立ち並ぶ中央大街や、新潟市とハルビン市の友好交流の証「ハルビン・新潟友誼園」のある太陽島公園といったスポットの付近に駅が設置されており、これまでより更にハルビン観光が便利になった。さらに昨年11月に地下鉄3号線(環状線)の南東部分が開通し、現在は残りの北西部分の建設を進めている。3号線は市内中心部を囲む路線で、他路線と組み合わせにより、中心部へのアクセスがより便利になることが見込まれる。

                     

        写真左:地下鉄「氷雪大世界」    写真右:地下鉄「中央大街」駅

新型コロナウイルスの影響により、日中間の往来に制限がかかってから間もなく2年が経過するが、その間にハルビン市の交通事情は大きく変化した。今後観光に訪れることが可能になった時には、多くの方にその利便性を体験していただき、ハルビン観光を満喫していただきたい。 (K)