2025-11-05
10月24日から26日まで、大連市沙河口区の大連世界博覧広場にて「第14回大連日本商品博覧会」が開催されました。この博覧会は大連市人民政府が主催し、日本国際貿易促進協会、日中経済協会、日本商工会議所などの日本の経済団体が共催したものです。
この博覧会は中国で唯一の「日本商品に特化した博覧会」として知られ、会場内で展示販売も多数行われていることから、開催を楽しみにしている大連市民の皆様も多いとのことです。
今年の博覧会には日本から新潟県を含む27都道府県と4市が出展し、参加企業数は300社以上、出展された日本商品は4,000種類以上に上りました。展示された商品の分野も多岐に渡り、産業機械、バイオテクノジー、健康・高齢者ケア、アパレル、美容・化粧品から食品・酒類まで、まさに“オールジャンルで日本商品の魅力を伝える場”となりました。
新潟県からは8ブースに10社が出展したほか、新潟県の観光や県産品の魅力をPRするブースも1ブース設けました。合計9ブースは参加した自治体の中で最大規模であり、約6万人の来場者に対して「新潟県」をPRできたのではないかと考えています。
企業ブースでは「アウトドア商品」「キッチン用品」「工芸品」「菓子」など、幅広い業種の県内企業に出展いただきました。出展企業の皆様からは「初めて出展したが、高価格の商品でも魅力を理解してもらえれば売れることが分かった」「継続的な取引をしたいとの引き合いがあった」「毎年トレンドが変わることが実感できて良かった」など、自社のビジネスに有益な機会となったとのコメントをいただき、嬉しく思っています。
過去、コロナ禍で「オンライン商談」がクローズアップされました時期がありました。確かに、海外の顧客とも負担なく繋がれる便利なツールである一方で、今回の商品展のように、直接消費者が製品を「見て」「触って」「食べて」評価し、企業側もその反応を直接目の当たりにする、ということもまた非常に重要であることを今回の博覧会を通じて再認識したところです。
新潟県大連経済事務所では、今回のような商談会や見本市の出展支援や開催情報の提供などを随時実施しております。最新の情報は事務所HP(http://niigata-dalian.com/)に掲載しておりますので、ぜひご利用いただければ幸いです。